C1Chartコントロールを使用してグラフを作成し、書式設定する場合、主なプロパティとグラフ要素の対応関係を理解していると有益です。下の図は、これを示しています。
<> 標準的なグラフの作成に関わる手順は、以下のとおりです。グラフタイプの選択(ChartTypeプロパティ)
C1Chartでは、横棒、縦棒、折れ線、面、円、ラジアル、極、ローソクなど、約 30 のグラフタイプがサポートされています。最適なグラフのタイプは、主にデータの性質によって決まります。これについては後で説明します。
軸の設定(AxisX プロパティとchart.View.AxisYプロパティ)
軸の設定では、軸のタイトル、目盛記号の主間隔と副間隔、目盛記号の横に表示されるラベルの内容と書式を指定するのが普通です。
1つ以上のデータ系列の追加(chart.Data.Childrenコレクション)
この手順では、グラフ上の系列ごとに1つのDataSeriesオブジェクトを作成してデータを入力し、そのオブジェクトをchart.Data.Childrenコレクションに追加します。データにおいて各ポイントに数値が1つ(Y 座標)しか含まれない場合は、通常のDataSeriesオブジェクトを使用します。データにおいて各ポイントに数値が2つ(X 座標と Y 座標)含まれる場合は、XYDataSeriesオブジェクトを使用します。
ThemeプロパティとPaletteプロパティを使用したグラフの外観の調整
Themeプロパティでは、グラフ全体の外観を制御する 10 種類を超える組み込みプロパティセットの1つを選択できます。Paletteプロパティでは、データ系列の色の指定に使用する 20 種類を超える組み込み色パレットの1つを選択できます。これら2つのプロパティを組み合わせれば、実用レベルの外観を持ったグラフをわずかな作業で作成できる、約 200 種類ものオプションが提供されます。